増えている遺品整理業者
急に訪れた大切な人を亡くした遺族にとって、遺品整理は
大変つらいものです。
心の整理がつかないので遺品整理がやる気になれなかったり、
仕事があったりして遺品整理に時間が時間を割けないものです。
そんな遺族に変わって、遺品を片付けてくれる遺品整理業者
が最近増えています。
2009年9月での遺品整理関連業者数は、全国で
3000社ほどあったそうですが、2015年8月の時点で
8000~9000社に増加したと言われています。
でも、遺品整理業者といってもいろいろ形態があります。
・遺品整理専門業者
遺品整理のプロとして、分別・清掃・査定・搬出・処分の
作業を一手に担ってもらえます。
貴重品の捜索や思い出の品の供養などもやってもらえますが、
その分費用も高いことがあります。
・廃棄物収集業者が行う遺品整理
ゴミ回収が主な業務ですので、専門業者に比べると貴重品の
捜索や供養・お祓いなどは無理と思います。
でも、ゴミ回収の業務で培ったルートが使えますので、対応
エリアが広かったり、料金が安かったりします。
・リサイクルショップが行う遺品整理
業者によっては、買取以外は引き取ってくれないところが
ありますので、併せて廃棄物収集業者にも依頼する必要がでて
きます。
・便利屋が行う遺品整理
依頼すれば何でもやってもらえると思いますが、個人経営の
ところも多く作業の質にばらつきがあります。
依頼する場合は、一般廃棄物の許可を取得しているかどうかの
確認をしておくほうが安心です。
以上のように遺品整理業者の形態によっても、メリット、
デメリットがあります。
遺品整理を代行してもらうなら、整理に当たって何を望むか
も業者選びのポイントとなります。
例えば、貴重品の捜索はきちんとやって欲しいとか、遺品の
お焚き上げ(写真・日記等)や供養・お祓いなどを望むと
遺品整理専門業者に依頼するしかなくなります。
また、できるだけ安く上げたいのなら違う選択肢がでてくる
と思います。